2011年11月10日木曜日

アップグレード

Ubuntu10.04を10.10にアップグレード中。

2011年11月1日火曜日

河川ゴミ回収

河川ダム湖に流れこんだゴミを、重機を使って回収しているところ。

2011年10月25日火曜日

浦田賢治: 「核兵器と核エネルギーの犯罪性」から

http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/10/kenji-urata-nuclear-weapons-and-nuclear.html
浦田賢治: 「核兵器と核エネルギーの犯罪性」 彼によれば、市民はみな、一人ひとりが環境の受託者だ。各国の政府の担当者は、この点で特別の責任を負っている。原発の恐るべき帰結は将来世代へ破局的な損害をあたえるだけではない。太陽光その他の再生可能エネルギー源は、世界が必要とするあらゆるエネルギーを供給できるのに、それらを無視することになっている。原子炉の存在がテロリストの標的になっている。原子炉からでる廃棄物の総量は計測不能であるが、これを安全に処理する方法はない。これらのことを知りながら、原発を存続し拡散するのは、信託されたことに違反し続け、子や孫への責任を放棄することになる。道徳と法のいかなる基準に照らしても、正当化できない。現存する人道法、国際法、環境法、及び持続的発展に関する国際法の、あらゆる原則に違反する。政府当局者が新しい原発の建設を止めるため直ちに行動しなければ、危険を自覚しつつ将来世代に対する犯罪をおかすことになる。

2011年10月21日金曜日

河川進入路標識

河川の進入路に標識が追加されていた。 ここはダム湖で、バス釣りが盛んなところだ。ボートに注意を促すものだろう。

2011年10月19日水曜日

原発、未来世代に刃を向けるのか

 「廃棄物の累積のほかにも、生態系の変化の問題がある。例えば森林の砂漠化。先進国で植林が進んでいても、世界全体では恐ろしい速さで砂漠化している。こうした生態圏の破壊、資源の枯渇も未来世代の命を縮める行為だ。実は、今の世代と未来の世代は利害が対立していて、今の世代が繁栄すればするほど、未来の世代が生き残る可能性が小さくなるということが実際に起こっている。利害を対立させないためにはどうすればいいか。未来世代の被害を少なくすることを第一に、今の世代が生活方法を改めるしかない」

2011年10月3日月曜日

市民放射能測定所が新装オープン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110927/222826/?P=3
「チェルノブイリの教訓」とは、
[1] 子どもの被ばくを最小化する。まずは子どもと妊婦を汚染地域から出すか、短い期間だけでも福島を離れるということを積極的に進めてほしい
[2] 放射能に汚染されていない、安心できる食べ物を福島に供給する
[3] 避難区域のほか、子どもの遊び場、学校などの徹底除染を進める
[4] NGOと市民の参加によって実現する環境保護と省エネ、エネルギー効率、再生可能エネルギーを同時に進める

 チェルノブイリ原発事故では多数の市民が日常生活を奪われ、子どもたちががんになった。多数の人の大きな犠牲を伴った教訓は、再発防止も含めて十分に生かされなければならない。

 「私たちと同じような大変な出来事や苦しみを、他の地域の人たちには体験してほしくない」。福島の人に共通する思いだ。チェルノブイリの被災者も、同じ思いだろう。各地での市民放射能測定所の整備の動きは、25年間の重い「チェルノブイリの教訓」を福島で生かそうという市民の底力、「市民パワー」の表れではないだろうか。

2011年8月29日月曜日

秋の気配も

まだまだ、熱い日は続いている。でも、ちょっと秋の気配が感じられるような気がする。

非常に澄んだ空気で朝方は気持ちよかったが、昼前になるとまだまだ8月だ。暑さは厳しい。

今年はいつまで暑さは続くのか。

2011年8月22日月曜日

この国の「ナゼ?」

国会議員も官僚も、はてまた自治体の首長もふしぎに思うことがある。
例えば、原発のことなど。震災後に、止めるのか動かすのかを問われたときに、チッチ自治体の首長はほぼ異口同音に、「国の方針が決まらないから、なんとも言えない」などと、二言目には国が、国がといって自分の態度をはっきりと示さなかった。

責任ある立場にあるものは、国がどうであれ自分の立場はこうだ、こういう考えであるということを示すべきだ。なぜそういうことができないのか?

ちょっと考えてみた。うがった考えかもしれないが。
国も地方自治体も、大事なのは国民の生命財産ではない。税収が全てなのだ。税収が全てであれば、減収につながるようなことは言えないし、多くの税金を収めてくれるようなところに影響するようなことは口が避けても言えないというのが本音なのではないか。

だからなのか、デリケートな問題(今回の原発事故など)には、言葉を濁す場面が多くみられる。

なんともふしぎな国だが、そういう国会議員や首長を選んだのは形の上では我々国民ということになるのだから、やりきれない。

2011年7月9日土曜日

涼を求めて

こんこんと湧き出る観音水。この清流を利用して流しソーメンがおこなわれている。7月8月は結構なにぎわいを見せている。

2011年7月7日木曜日

破綻しながらもナゼしがみつくのだろう?

日経ビジネス 「記者の眼」から
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20110705/221302/?P=2
「核燃料サイクルは破綻している」
今こそ再処理を考え直す時

 再処理工場がいつまでも動かない結果、日本中の原発に溜まっている使用済み核燃料は、貯蔵設備の限界に近づきつつある。福島第1原発の事故では冷却プールで保管していた使用済み核燃料棒も損傷し、放射性物質が飛散したとみられている。原子炉の中で核反応を起こしている核燃料に比べればはるかに安全と思われていた使用済み核燃料でさえ、「これほどの危険性を秘めているとは、正直なところ知らなかった」(経済産業省幹部)という声も上がった。

 福島第1原発事故の収束と巨額の損害賠償という難題に直面する今となっては、核燃料サイクルは、もはや国にも電力業界にも背負いきれない重荷になってしまったのではないか。
《中略》
 生前、中川氏に聞いたことがある。プルトニウムを含む核廃棄物を再処理する工場を日本国内に置く意義がある、と。ある経産官僚も「中川氏は、いわゆる『潜在的核保有論』による抑止力を意識していた」と述懐する。日本が核燃料サイクルを続けていれば、いつでも核兵器を作れる、という潜在能力を暗示することになる、ということだ。中曽根康弘元首相から連綿と連なる自民党の保守勢力には、どうしても核燃料サイクルを推進したいという政治的思惑があったのだ。
《中略》
 原子力環境整備促進・資金管理センターに積み立てられた3兆円を超える埋蔵金は、法律により、再処理と最終処分に使うものと定められている。最終処分の積立金はどのみち必要になるとしても、もし再処理を諦めれば、2兆4416億円を福島県の被災者の賠償に充てる道が開けるかもしれない。

 いずれにせよ、19兆円とか、43兆円とか、途方もない金額を投入すべき事業なのかどうか。いま一度考え直すべき時機が来たことは間違いない。

2011年7月4日月曜日

政治家の言葉

玄海原発:再稼働に同意 町長が九電社長と面会
岸本町長は「運転再開を了解したい」と述べ、再稼働に同意した。東京電力福島第1原発事故の影響で、停止中の全国各地の原発が再稼働できない状態が続く中、立地自治体の首長が正式に同意したのは初めて。
毎日新聞 2011年7月4日 11時33分(最終更新 7月4日 13時32分)
玄海町長 原発再開容認伝える
7月4日 12時22分(NHK)
会談のあと、岸本町長は「安全対策は確保されていると、私自身が確認したし、海江田経済産業大臣も来て、国が責任を持つと発言した。それを踏まえ、町としては運転を再開をしてもよいと判断した」と述べました。
どこをどう検証して了解となったのか?経産省の大臣がやってきて、説明されたぐらいのことで再稼働を同意するなどということは、始めから再稼働を同意するということであったのではないかと思う。

ここだけの話ではないが、町長や県知事などの再稼働に慎重な姿勢というのは、町民や県民または反対派に対する一種のパフォーマンスではないかと私は思っている。ある一定期間ガス抜きを計って本題を進めるというやり方はよく使われる手法だからだ。

2011年7月1日金曜日

僅かな揺れを感じた


7月1日、お山開き、愛媛は午前中雨。昼前には雨も上がって曇り空に。このところ各地で地震が頻繁に起こっている。

2011年6月27日月曜日

原発推進派の方々へ

福島原発事故が起きて以来、経済産業省からは福島原発の事故の収束を待たずに「安全宣言」が出され、経済界の早期に停止原発の再稼働を要請する動きが日毎に活発となり、先日は佐賀県の玄海原発の定期点検で停止している原子炉の再稼働をめぐって、形ばかりの公開説明会があるなど、ドンドンと外堀が埋められようとしている。
経産省、県民に玄海原発の安全性を直接説明 佐賀asahi.com(朝日新聞社)2011年6月27日
 定期検査で止まっている九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡り、経済産業省は26日、佐賀市で県民7人を招いて説明の場を設け、地元ケーブルテレビなどで生中継した。東京電力福島第一原発の事故後、国主催で原発立地県の県民に直接説明するのは初めて。
このような形ばかりの対処で、今までも推進されてきたのだが、福島の事故がなければ今回もすんなりと再稼働できていたであろう。

しかし、今回は様相が一変した。これまで原発の稼働に前向きであった原発立地の自治体も、慎重姿勢のところが多く見られる(パフォーマンスの麺もあるだろうが)。

これまで原発推進には、多額の交付金や補助金をばらまくことで地元自治体の有力者を取り込んで進めてきたが、これからはこの手法だけで推進するのは難しくなるだろう。

地元自治体は、これまで補助金などで立派な箱物を作ってきたが、これも作ってから何年かはいいがそのうちお荷物になるものが出てくる。維持管理できなくなるのだ。

これからは、推進するのであれば「カネ」だけでは動かない自治体が出てくるだろう。自治体の理解を得て推進しようとするのであれば、過疎地の自治体に何が必要であるかをよく考えてすすめるべきだ。それができないなら、順々に廃炉にしていくことだ。

自治体にとって何が必要か?私なりに考えをめぐらしてみると、勿論ん何をするにも「カネ」は絡んでくるし必要であるが、「ヒト」がいなければ自治体の活動はしりすぼみとなる。そこで人口を増やすことが大事になってくる。これまでの企業誘致や、定期点検を見込んだ一時的な増加も今後それほど見込めるわけもない。

そこで、提案がある。原発推進の立場の官僚や政治家、企業などは進んで原発立地自治体内に居住すべきだ。原発を推進しながら、原発から離れたところで暮らしものを言うのは納得がいかない。本人はもとより家族も居住地を移して自治体を元気にすることに力を入れれば理解も得やすいだろう。

それができないというのであれば、原発など推進すべきではないと思うがいかがであろうか?えらく飛躍した発想だとのお叱りを受けるかもしれないが、江戸時代の「参勤交代」のようなものだ。

2011年6月21日火曜日

何気なく使っている半減期

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110620/221017/?P=3
東大で放射能のモラルを議論しよう!
正しく怖がる放射能【10】
 残念ながら、実験結果はそういう考え方を支持しませんでした。ヨウ素131が「半分になる」期間は8日、と「確率的」に予言できても、1キログラムの中には1万年後にもまだヨウ素131のままでいる原子が存在するし、1秒後には消えてなくなっているものもいる。ところがどれがいつ、どのように崩壊するかは予言できず、ただ「数を集めた時半分に減る時間=「半減期」だけが分かる、という非常に不思議な理論の形になっていたのです。

2011年6月18日土曜日

原発損害賠償機構の報道

USTREAMで東電の原発賠償に関して
2011/6/17 公正な賠償の負担と新時代のエネルギー政策のために
"原発損害賠償機構”が意味すること 河野太郎 衆議院議員
http://www.ustream.tv/recorded/15445931
それに関して、賠償に関する報道を纏めてみた。
東電で倒閣
2011年05月04日09時15分
河野太郎ブログ「ごまめの歯ぎしり」
http://news.livedoor.com/article/detail/5534557/
東電の賠償、あるべき姿とは
http://blogos.com/theme/tepco_compensation/
東電賠償支援法案を閣議決定(NHK)
6月14日 9時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110614/k10013506471000.html
東電賠償支援の「機構」設置法案を閣議決定
2011年6月14日10時26分 アサヒ
http://www.asahi.com/politics/update/0614/TKY201106140100.html
東電賠償問題:新機構の原発賠償案はその場しのぎ、増税と電気料金値上げなき仕組みを
2011/06/13[BPnet]
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110608/273124/

2011年6月14日火曜日

”四国新聞社の追跡シリーズ”から

沖合走る中央構造線 伊方原発の耐震は
東日本大震災による福島第1原発の事故を受け、全国の原発で地震への備えに関心が高まっている。四国電力の伊方原発(愛媛県伊方町)でも、すぐ近くの海底を断層が走り、激しい揺れが予想される。電力各社は緊急の安全対策に取り組んでいるが、専門家からは地震が原発に与える影響を抜本的に見直すべきとの声が聞かれる。
《中略》
「想定外をなくすには、最悪のケースに備えるのが基本」として、地震の評価と原発の耐震性を抜本的に見直すよう求める岡村教授に対して、四電は「もっと長い断層による地震の可能性を排除しているわけではない」と説明。地震の評価では360キロ、130キロ、69キロなど断層の長さを複数パターン設定。さらに断層の傾斜角や強い揺れを引き起こす箇所の位置を変えるなどしてシミュレーションした。その結果、長さ54キロの断層による地震が最大と判断したとする。
  福島第1原発の事故後、原発の「安全神話」は崩れさった。安全規制を担う原子力安全・保安院、原子力安全委員会には不信の目が向けられている。定期検査で停止した原発の運転再開をめぐり、地元自治体は国に新しい安全基準を求めるが、従来の「原子力村」で安全基準をまとめるのでは不信は払しょくできない。電力会社が地震対策に取り組み、安全性を訴えても、なかなか説得力を持たないのが実情だ。
今回の、福島原発事故でも何度も「想定外」が連発された。
以下に、もう一つ「伊東 乾の「常識の源流探訪」」安全の必要十分条件は何か 正しく怖がる放射能【9】の中にも述べられているように、どこまでを想定するかではなく、特に原子力では”最悪のリスクを想定”しておくことが求められるのではないか?
《中略》
 だとすれば、何をどう考えればよいでしょうか。ここに私の取る姿勢の基本があります。つまり私が、寺田寅彦から借用して「正しく怖れる」とこのシリーズで書いている姿勢、端的に言えば「最悪のリスク評価を念頭に、それを十分カバーするだけの安全策を逐次、判断する」という姿勢が、重要であると思うわけです。

2011年6月6日月曜日

「武田斉紀の「ブレない組織、ブレない生き方」」から

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110602/220368/
原発事故が100%起こらないなら、今日から私も推進派
安全な会社は「人は悪気がなくても事故を起こす」と考える
《中略》
 1つは既にお話したが、「人間はミスをするものだ」という前提に立って、あらゆる対策を徹底的に講じていることだ。安全対策や危機管理がしっかりとできている企業は、「ミスや事故は100%なくしたいが、ゼロにはならない」ということをよく分かっている。だからこそ千に1つ、万に1つでも発生しないようにと、日々努力を積み重ねているのだ。
《中略》
 人間は必ずミスや事故を起こす。それでも自動車、飛行機などを手放すことはできない。フグもキノコも食べることをやめない。事故の確率を思えば、デメリットよりもメリットの方を強く感じているからだ。それらは原発とは違って、故郷に人を住めなくしたり、地球や人類を滅亡させるほどの力はないからだ。

 「原発はなくせないでしょ」が議論の前提になっている人に言いたい。発想を変えて、「原発をゼロにして人類が生きていくにはどうすればいいかを考えようよ」と。原発にそれなりに頼っている国は、最初は苦しいだろう。しかし原発率30%の日本は、この夏に向けて電力25%削減を達成しようとしているではないか。日本人は1つにまとまれるし、我慢もできる。知恵と努力もある。

2011年5月27日金曜日

「小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 〜世間に転がる意味不明」から

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110526/220252/?bv_ru
2011年5月27日(金)
パニック回避の代わりに彼らが失ったもの

 東京電力は、今月の15日、福島第一原子力発電所の1号機について、以下の発表した。すなわち、15日現在の暫定的な解析結果によれば、1号機は、地震発生から16時間後には燃料の大部分が溶融・落下する、いわゆる「メルトダウン」の状態に陥っていた可能性が高いというのだ。
《中略》
 メルトダウンが起こってから、それを確認するまで2カ月以上が経過していた計算になる。
《中略》
 なるほど。
 東電が、震災以来、事態を把握していなかったのだとすると、この2カ月の間、われわれは行き先不明のバスに乗っていたことになる。計器はめちゃめちゃで、ドライバーは意識不明のままハンドルの上に突っ伏していたわけだ。
《中略》
 もしかして、狙いは、ここにあったのだろうか。
 つまり、彼らは、国民の危機意識が麻痺するタイミングを待っていたわけだ。
 事実、「驚く」ということに関する私の閾値は、2カ月前に比べれば1兆倍ほどに上昇している。
《中略》
 政府の人間は、「発表を遅らせたおかげで、不要なパニックを引き起こさずに済んだ」というふうに考えていることだろう。
 メディアの中にも内心でそう考えている人々は少なくないと思う。

 しかしながら、政府および東電は、初期の混乱を回避した代わりに、もっと大切なものを失っている。この点を見逃してはならない。
《後略》

2011年5月25日水曜日

5月23日参議院行政監視委員会のこと

2011年5月23日、参議院の行政監視委員会で、小出裕章氏はじめ、後藤政志、石橋克彦、孫正義が参考人としてそれぞれ意見を述べた。

各委員会の様子は、インターネット上でも見れるように参議院でも衆議院でもライブ中継されている。
参議院のインターネット中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
衆議院のインターネット中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

参考人の意見陳述の様子は、http://www.youtube.com/http://www.ustream.tv/などでも見れるので割愛する。

それぞれ素晴らしい意見を陳述されているのだが、この委員会での様子なり議事録等が他の議員に果たして伝わることはあるのだろうか?非常に疑問を持つ。

特に、行政監視委員会などというものの存在自体、われわれ一般の人は知らなかった人が多いだろう。そんなに人気のあるような委員会でもなさそうだ。だとしたら、普通は(国会内のことはよく知らないが)議事録としての文書事態は残るにしても、委員会内部の委員のみが知るだけで終わるのではないか?各委員も、それほど力を入れてないかもしれないし、有力な見識の高い委員がおれば別だが、国会内でこのような意見が広く知れ渡ることはないのではなかろうかということを思ってしまう。

広まる広まらないは別として、インターネット上では非常に関心が高かったようで、回線が度々パンクしてつながりにくくなった。もともと、そんなにアクセスがあるなどと想定せずに開設しているものと思われる。これは正しく想定外でしたと言い訳するのだろうか?

インターネットのユーザー数は飛躍的に伸びている。従来の報道に満足せず、自ら情報を積極的に取りに行こうとしている者は多い。今回の、福島原発の事故の対応でも、政府や東電の発表のお粗末さ、隠蔽体質が明らかになりつつある。このような態度で、国民に対峙しているとしたら、許されないことだ。

今までの政府をはじめ国会議員、官僚や地方議員も含めて、産業界を重視し、一般国民をないがしろにしてきた。少なくともそう受け取れるような行動なり、発言が多く見られた。選挙で当選することが大事であるから、得票田に顔が向くのは仕方のないことかもしれないが、そんな議員の姿を見れば選挙に行きたいという気持ちは起こらない。

広く、ユーザーに開かれた国会にしてほしいと切に願う。

2011年5月19日木曜日

映画「100000年後の安全」の短縮版50分-NHKBS

NHKBS20110224 地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~(Into Eternity)

NHKBS20110224 地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~(Into Eternity)  from open_box on Vimeo.

2011年5月17日火曜日

「伊東 乾の「常識の源流探訪」」から

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110516/219989/
「2カ月後」のメルトダウン発表と内部被曝
正しく怖がる放射能【6】
《中略》 と同時に第一に考えねばならないのは、海水や土壌など、周辺環境への漏出でしょう。これは、空気中の放射線量の危険性を評価するのとはわけが違います。環境内に漏れ出た放射性物質は、とりわけ生物による濃縮が懸念され、魚介類や野菜などを通じて人間が摂取する内部被曝のリスクも、大いに懸念して「正しく怖が」らねばなりません。
《中略》
 具体的にどうすればよいか、と言えば、極力被曝のリスクを下げるように万全を尽くすしかありません。人の住む環境は除染に努め、新たに生活環境内に汚染物を持ち込まず、原子炉周辺に汚染物質・汚染水は閉じ込める。
《中略》
 あるいは義務教育機関で提供される「給食」はどうでしょうか。今、1号機の炉心が溶解して冷却水で直接核燃料を洗っている状態で、環境汚染から私たちが最も恐れなければならない「内部被曝」つまり放射性物質を飲食物を通じて、あるいは呼気を通じて体内に取り込んでしまう危険性が、上記の「試算」の中に1 行でも記されていたでしょうか。

 学校で出される給食のご飯やおかずの一つひとつにカウンターをあてて線量を確認しなければ安心して食事ができない学校、などという状況があってよいものか。

 私は一貫して福島第一原発事故に関するあらゆる問題は、基本ソフトランディングで進めるべきと記しているものですが、明白なリスクに対しては決然とした判断を下す必要があります。文部科学省は「実際に測定されている線量はもっと低く、かつ減少し続けている」とアピールしますが、内部被曝を勘定に入れない試算しか発表せずにこれでは、肝心な点が欠落しているというべきでしょう。

原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4845
総力特集 原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミ
この国は電力会社に丸ごと買収されていた
《中略》
 カネが落ちるとともに地域には雇用が生まれた。学校では子どもたちが原発の素晴らしさを教え込まれ、「なぜ原発を批判する人がいるのか信じられません」などと、作文に記した。

 だが実際には、町々は事故の以前から、原発マネーによる〝バブル〟の後遺症に苦しんでいたのだった。

「最初は大きなおカネが落ちても、10年も経つと交付金の額も下がってきて、今度は作りすぎたハコモノ施設の維持費でクビが回らなくなってしまった。クスリの効果が切れるようなものです。よその人から見たら相当のおカネで潤ったように見えるのでしょうが、実際には当初いた原発長者の大半が消滅したのですよ」(富岡町の元郵便局員で原発問題に40年取り組んできた石丸小四郎氏)

 原発が落とすカネで、過疎地だった町はしばらくの間、賑わったように見えた。だが、やがて原発の出入り業者の決定が入札制に変わり、地元業者は弾き出されるようになった。夢の町になるはずだった双葉町は、'08年度には原発のある町で全国唯一、財政の早期健全化団体に転落している。

 結果的に、これらの町の住民の多くが、原発の事故によって帰る家と土地すら失いつつある。関係のない人々が「カネをもらったクセに」と批判するのは簡単だが、そう仕向けて地元を骨抜きにしたのは国であり、電力会社なのだ。住民の信頼を裏切り、「想定外」という言葉の連発で責任逃れをする者たちの罪は、あまりに大きい。

 環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏は、「産官学が一体化した原子力村を解体しなければならない」として、こう語る。

「原発推進によって利益を得るごく一部の人間たちのために、消費者も世界一高い電気料金を払わされているのが現状です。今後は原子力安全委員会など、官僚と電力会社にとって都合のいい人たちだけのクローズド・コミュニティを解き、第三者や市民の目が行き届く組織に変えていかなければなりません」

 前出の佐藤氏もこう語る。

「私はいまある原発をすべて止めてしまえ、とは言いません。しかし、有名無実化している原子力安全委員会を独立した存在にするなど、信頼できる組織に作り直す必要があります。安心とは、信頼です。そうしないと、日本は世界からの信用も失うでしょう。すでに失って三流国になりつつあるかもしれないのに、四流国へと成り下がってしまうかもしれません」

 福島第一原発の爆発は、原子力村が作り上げて来た虚構を同時に吹き飛ばした。日本の未来にとって、原発は必要なのか否か。いま国民全体が問われている。

2011年5月15日日曜日

UST-110511 河野太郎 × 岩上安身 インタビュー

地球サミット1年前イベント

地球サミット1年前イベント
『WorldShift Forum 2011 -シフトを、日本から。-』
http://www.worldshift.jp/wsf2011.html
エネルギーと消費のシフト(河野太郎・飯田哲也・マエキタミヤコ・SUGIZO)
http://www.ustream.tv/recorded/14711905
エネルギーのシフト
化石燃料やウラン資源から自然エネルギー
省エネと持続可能な再生エネルギーへのシフト
政治を動かすー議員への働きかけ

2011年5月11日水曜日

「伊東 乾の「常識の源流探訪」」から

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110404/219288/
これからの「放射能」の話をしよう
今を生き延びるための科学常識
 3月11日に発生した震災と事故。災害のごく初期「放射物性物質の漏れが確認された」と報じられた時には、過剰反応も含めマスコミは大変な反応を見せて いましたが、3月末、ないし4月に入ると「地下水中から高濃度の放射性物質検出」「冷却水がそのまま海に流れ出ていた可能性」といった初期とは比べものに ならない大変な内容が報じられても、テレビ各局はお笑いやバラエティを流していて字幕スーパーも走りません。
震災から数週間の段階でも、すでに各種の「慣れ」によって、情報に対する反応が鈍化してしまっているわけです。これが2年、3年と続くなら、明らかに社 会全体の放射線情報への関心は低下してしまうでしょう。こうした「慣れ」によって、人が油断してしまう最大の理由は、情報の内容をよく理解していないから だと私は思います。
《中略》
 逆に言えば多くの人は「もう大丈夫」「なんともない」「心配は要らない」と誰かに言って欲しいとも思っています。しかし残念ながら、福島原発事故は数週間とか数カ月で「もう大丈夫」と誰かが言えるような状況ではありません。現在の過熱した炉内の冷却だけでも年単位の時間が掛かり、この間なんらかのきっかけで突然放射性物質が噴出しないという保証はありません。

 しかし方法はあります。突発的な事故を事前に察知する方法には限りがありますが、速報に気をつけていれば、多くの人が状況を正しく知った上で、影響が自分のいるエリアに及ぶまでの間に、いろいろな自衛策を取ることができます。
正しく情報を得ることが大事だということだが、人間は災害が我が身に降るかからねば何らかの行動を取りにくいということがある。現場ではものすごい緊迫感でとらえられていることも、遠く離れたところでは緊張を持ってとらえられない。

情報はあらゆる所で、いろいろな方法で、また解説などもいろいろ出ている。どの情報を取るかによっても人の行動は違ってくる。情報を取捨選択するのは取得する者に委ねられる。常日頃から、どんな情報をどう取得するか目を養っておくことが大切だ。

2011年5月10日火曜日

【福島原発】5/9/月★どこまで危険を我慢できるかと言う判断を

【福島原発】5/9/月★どこまで危険を我慢できるかと言う判断を
二重扉の開放についてー京都大学原子炉実験所助教授 小出裕章先生に聞く
http://youtu.be/VEJFhnnRczg

《要点》
今まで37京とか67京とかといった量が排出されている。
それに比べたら5億ベクレルは、低いということだがこれとてもとてつもなく大きい。
被爆量に安全などということはない。

循環型冷却装置を付けたいが、時間あたり700ミリシーベルトの放射物質が検出されている。

安全性というものはない。

小出さんの話

Ustream.tvから
IWJ岩上安身が、京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く
「福島第一原子力発電所」事故に対する解説
iwakamiyasumi2 05/09/11 09:31PM
http://www.ustream.tv/recorded/14602600
iwakamiyasumi2 05/09/11 10:11PM
http://www.ustream.tv/recorded/14603074

2011年5月9日月曜日

原子力発電の何が本当に問題なのかー小出裕章先生の解説

http://youtu.be/1fcC2X2r3Bc
原子力発電の何が本当に問題なのか。小出裕章先生が分かりやすく深く解説。
Nチャンネル13「放射能廃棄物の問題」をまとめて、本来の講演の形、全編に戻してアップします。
原子力発電の問題については、今や誰もが真剣に考えなければなりません。

原子力発電のトータルコストを考えねばならない。発電時のコストだけで安いだのクリーンだのと論じることがナンセンス。

廃棄放射性物質の管理
低レベル放射性物質の管理:300年
高レベル放射性物質の管理:100万年
電力会社の歴史,たかだか40数年、国の歴史たかだか2千年、地層処分をしたところでその地層がどうなるかは誰も責任が持てない。

2011年5月7日土曜日

Ubuntu紹介デモンストレーション

4月16日にUbuntu11.04の紹介セミナーがあったようだ。
(オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kobe)
http://prezi.com/w3_s_huz0x6c/ubuntu-1104-preview/

2011年5月5日木曜日

Ubuntuの新バージョン

Ubuntu11.04が4月28日にリリースされて、もう一週間になる。リリース直後に、アップグレードして使っているのでその感想を書いておきたい。

まず、インストールしているハードディスクであるが、これは複数ある。なんのために複数にしているかと言えば、万が一の備えにというのと、今回のように新バージョンが出たときにまずは試用してみてからということがある。

だから今回アップグレードしたのはUbuntu10.10がはいっていた予備機の方だ(HDD120G)。
マシンのスペックは、
CPU: AMD Athlon X2 DualCore Processor BE-2350
メモリ: 2.0GB
ビデオカード: ATI Radeon HD4300/4500 Series
という自作マシンだ。

インストールの手順や詳細は、ネット上に数多く出されているので省略する。
今までのUbuntuとどこが変わったのか、使い勝手はどうかという点で述べてみたい。

1.まず目につくのがなんと言っても、UIのUnityだろう。これまで採用されていたGNOMEに変わって、デスクトップ環境にUnityに変更になった。Unityは、Compizとの組み合わせによるデスクトップ環境なので、Compizが動作するかどうかがまず問題になる。推奨ハードウェアについては、UnityHardwareRequirementsに出ている。
Unityを無効にすることもできる。ログイン画面で「Ubuntu Classic」を選択してログインすればこれまでのデスクトップ環境が有効となる。ただし、11.10ではまた、「Ubuntu Classic」はなくなるようなことが言われているので、しばらくは様子見が続くかな友思う。Unityは3Dグラフィックに対応していないと使えないので、「VirtualBox」ではUnityを使うことはできない。

2.Firefoxが3.xから4になった。これで一番変ったと思うのは、3.xでは、複数のタブを開いていたときにそれを保存してとじることができたが、4.0ではそれがなくなっている。また、ホームボタンがなくなったこと、ブックマークの管理がなくなったことが大きい変化だ。(その後、上部タイトルバーからブックマークの「すべてのブックマークを開く」をクリックすることで、これまでの「ブックマークの管理」が表示される)

3.標準のオフィススイートがOpenOfficeからLibreOfficeに変更になったこと。使い勝手はそれほどの変化はないようなので困ることは今のところない。

これらが特に変わった点で、相対的には普段の使用で困ることはない。
11.04にかわつたことで参考にしたサイトを上げておく。

2011年4月29日金曜日

岸博幸のクリエイティブ国富論

「脱原発」vs「原発推進」の二元論を超えた
東電問題の日本のためになる議論の仕方

《中略》
 関東大震災後に帝都復興院総裁となった後藤新平は、壮大な規模の震災復興計画を考え、“大風呂敷”と揶揄されました。しかし、最初に大風呂敷を広げたからこそ、部分的とは言え先進的な取り組みが復興段階で可能になったと言えるのではないでしょうか。

 そう考えると、東北の復旧・復興についてはもちろん、震災後の電力供給体制を考えるに当たっても、現代の後藤新平と言える人が現れることが必要ではないでしょうか。そうした人が電力の地域独占を打破することが、震災で失った“安心・安全”に代わる新たな日本の価値観の確立につながるはずです。

 そのためにも、“脱原発”、“原発推進”といった不毛な議論は止めるべきです。そうした表面だけのゼロ・イチの議論に終始しては、電力供給体制は何も変わらず、地域独占を維持したい電力産業を利するだけです。

2011年4月26日火曜日

地震学者石橋克彦氏講演

【IWJ・CNIC】地震学者石橋克彦氏『「福島原発震災」後の日本の原子力政策を考える』

ウィキペディアから
石橋 克彦(いしばし かつひこ、1944年 - )は日本の地球科学者。神奈川県出身。専門は歴史地震、地震テクトニクス。
神奈川県生まれ。東京大学理学部地球物理学科卒業、東大大学院理学系研究科博士課程修了。東大地震研究所助手、建設省建築研究所国際地震工学部応用地震学室長を経て、神戸大学都市安全研究センター教授を歴任。現在は神戸大学名誉教授。
1976年の日本地震学会で、東海地震説のもとになった「駿河湾地震説」を発表した。これは地震学界だけでなくマスコミでも盛んに取り上げられ、静岡県周辺の防災対策強化や直前予知体制が官民挙げて進められるきっかけとなった。
雑誌『科学』(岩波書店)1997年10月号で論文「原発震災―破滅を避けるために」を発表。以後、日本国内における原子力発電所の耐震性を最新の地震学の知見で見直す必要性や、東海地震想定震源域の真上に建っている浜岡原子力発電所の閉鎖、原発依存からの脱却を一貫して主張し続けている。2001年には国の原子力安全委員会耐震指針検討分科会委員に就任し、『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』の改訂に関わったが、改訂案が了承される直前の2006年8月になって、内容を不服として委員を辞任した。「原発震災」への懸念は、2011年の東日本大震災における津波で引き起こされた福島第一原子力発電所事故で現実のものとなった。
《参考》

モヤモヤとした社会の中

現在の社会は、何かモヤモヤとした中にフワフワと漂っているようなところを感じる。
今回の東日本大震災の支援で、あらためて浮き彫りになっている問題、色々とあるだろうが、その中で行政の動きの遅さについて述べてみたい。これは震災に限ったことではないが、このようなことがないときはあまり表に出てくることがない。

被災地で次のようなことがあったと読売新聞が伝えている。
全部で5千万円以上?避難所で現金配る2人組
 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の避難所に「西日本有志の会」「西日本小売業協会」などと名乗る男性2人組が現れ、避難住民に直接現金を配ったことが23日、わかった。

 市が同日、災害対策本部会議で明らかにした。

 市によると、2人組は21、22の両日、市内の避難所計6か所で3万円ずつ茶封筒に入れた現金を避難住民に配ったほか、市牡鹿総合支所で、職員に3万円の茶封筒約170通、計約500万円を渡していった。総額は5000万円以上とみられる。避難所の職員が「やめてください」と言って断っても配り続け、その後立ち去ったという。

 話を聞きつけたほかの被災者からは「不公平だ」と訴える電話が市に寄せられており、市は「志はありがたいが、被災者に公平に配れる義援金として送ってほしい」と呼びかけている。
(2011年4月23日20時44分 読売新聞)
まず1つには,なぜ「西日本有志の会」「西日本小売業協会」などと名乗る男性2人組がれ、避難住民に直接現金を配ったのかという疑問が湧いてくる。なぜこの場所であったのか,多くの避難所の中からなぜここを選んだのかということもあるが、今回はそれは横においといてなぜ彼らがこういう行動に出たのかということだ。もう3月11日の震災から1ヶ月半にもなるというのに、義援金などが必要なところに十分配布されてないもどかしさからの行動ではなかろうかと推測する。

行政の動きが遅いのには震災の規模が大きかったということや、サポートする拠点が被災を受けているというも問題もあるが、行政が過去からずっと持ち続けている保守的な内向志向とでも言うような体制があると思う。自分たちの把握できないこと、外部からの割り込み、想定外の事態には門戸をかたくなに閉じている。

これは何も行政に限ったことではないだろうが、ある体制があるとその中ではある程度の自由な動きや情報のやりとりはできるだろうが、見ず知らずのものがなにか建設的な意見なり提言を個人の立場でしようとすると、まず取り合ってくれないことがよくある。

彼らは自分たちのテリトリをかたくなに守ろうとしているかのように見える。

2011年4月24日日曜日

愛川欽也パックインジャーナル4/23(土)「原発事故工程表は大丈夫か」1/2


この時期だからかなりのメディアが取り上げているが、果たして半年先一年先どういった報道姿勢になるのか?もちろん大手のメディアがあまり取り上げない中、取り上げる意義は大きい。これがこの時期にとどまることなく、日本のエネルギー政策をはじめ矛盾を帯びたシステムを訴え続けていってほしいものだ。

無視された警告

吉井英勝
ウィキペディア
原子力発電所への警告 [編集]
2006年12月13日、「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」を提出し、原発の安全対策について当時の安倍内閣に見解をただした[3]。

この主意書における質問は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震によって福島第一原子力発電所が被った危機的状況を的確に予見したものであった。例えば以下のような質問をしている。

* 「原発からの高圧送電鉄塔が倒壊すると、原発の負荷電力ゼロになって原子炉停止(スクラムがかかる)だけでなく、停止した原発の機器冷却系を作動させるための外部電源が得られなくなるのではないか。」(質問1-1)

* 「大規模地震によって原発が停止した場合、崩壊熱除去のために機器冷却系が働かなくてはならない。津波の引き波で水位が下がるけれども一応冷却水が得られる水位は確保できたとしても、地震で送電鉄塔の倒壊や折損事故で外部電源が得られない状態が生まれ、内部電源もフォルスマルク原子力発電所のようにディーゼル発電機もバッテリーも働かなくなった時、機器冷却系は働かないことになる。この場合、原子炉はどういうことになっていくか。原子力安全委員会では、こうした場合の安全性について、日本の総ての原発一つ一つについて検討を行ってきているか。また原子力・安全保安院では、こうした問題について、一つ一つの原発についてどういう調査を行ってきているか。」(質問1-6)

* 「停止した後の原発では崩壊熱を除去出来なかったら、核燃料棒は焼損(バーン・アウト)するのではないのか。その場合の原発事故がどのような規模の事故になるのかについて、どういう評価を行っているか。」(質問1-7)

これらの質問に対する政府答弁はおざなりであり、対策を約束しながらも、実際には何もなされなかった。それが悲劇的事故を回避できなかった原因として指摘されている[4]。

2011年4月23日土曜日

反原発の立場を取る知識人

安斎育郎(立命館大学国際関係学部)安斎育郎研究室<平和学>
ウィキペディア

小出裕章(京都大学原子炉実験所)
原子力安全研究グループ
ウィキペディア

広瀬 隆(作家)
ウィキペディア
地球の落とし穴

大島堅一(立命館大学国際関係学)
大島堅一氏(立命館大教授) インタビュー
岩上安身氏が大島堅一立命館大教授にインタビューを行った動画です。
研究者プロフィール

気になる記事

日経ビジネスオンラインから
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110420/219522/
2011年4月22日の記事
原子力の欠落を埋める最大の方策は「省エネルギー」
化石燃料の発電効率と有効利用率の向上がカギ
《中略》
 今週は今回の原発事故による今後の原子力発電の欠落分を、中長期的に意外に省エネルギーによる埋め合わせる余地が大きく、おそらく数ある埋め合わせ策、代替策の中で最大の寄与度を持つ方策であろうと考えられる事について述べる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110412/219418/
2011年4月14日の記事
放射能という“目に見えない恐怖”がもたらすストレスの脅威
市民が知りたい情報を伝えられないメディアの責任
《中略》
 特に子供を持つ女性の見えない敵への根拠なき恐怖心は、かなり高い。世間の放射能に対するある種の“慣れ”が、余計にそういった根拠なき恐怖に苦悩する方たちのストレスを高めているようにさえ思える。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110404/219287/
2011年4月8日の記事
震災を「塞翁が馬」にする方法
各戸で自然エネルギー発電し、町単位で蓄電する
《中略》
 これは、電気を自分で作って、自分で貯めて、自分で使うという半地産地消システムが実現することを意味する。これまでの集中型生産システムから分散自律型生産システムへ進化していくのだ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110406/219329/
2011年4月7日の記事
原子力発電所は“死との約束”
真実にふたをし、利益追求に走ったツケ
 事故の問題もある。米国のスリーマイル島やソ連のチェルノブイリで実際に起きた事故によって、恐怖が存在することが繰り返し認識できた。だが、「事故はめったに起こらないため、心配する必要はない」と無視してきた。原発反対派は時代錯誤な左翼だとか、偽学者、必ずいるトラブルメーカーだとして笑い者にされた。稀なケースだが、この巨大産業の中にいて、企業方針に逆らって真実を言った人は解雇された。原発関連企業の専門家が秀でているはずの大量の詳細なデータの中で、危険な事実が埋もれてしまっている。

 日本の電力会社は自らの国民を欺いた。日本は4つの地殻プレートの境界域上に位置しているために、地震が多い。しかも日本語の「ツナミ」がそのまま世界で通じるほど津波も多い。原子炉が海岸沿いに建てられているのは、万一の時に海水で冷却するためだ。専門家は「日本の原発は爆発するのを待つ自爆テロ犯のようなものだ」と繰り返し警告していた。広島や長崎の辛い思い出すらも、日本の電力会社が自滅的なリスクを取ることを止められなかった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110405/219323/
2011年4月7日の記事
さよならウラン、こんにちはトリウム
米中印が続々参入…福島原発事故で浮上した未来の原発

2011年4月22日金曜日

所詮お役所仕事

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5917
原発の安全性は、週1回48分の会議で決まった
何も発言せずに年間1600万円報酬のやれやれ・・・
2011.04.22(Fri)  伊東 乾
《中略》
人間の安全を議論しない委員会

 と同時にそういうものかという気もしたのは、大学の教授会の類と同じなんですね。事務方と委員長など首脳が内容は綿密に詰めておく。大半の人は当日座ってるだけで、多数決に1票を投じればそれで結構という図式。

 「原子力安全委員会が独自の調査団を現地に送っていないことが判明」というような報道を目にした気がするのですが、これが独自の云々という空気かどうか、議事録と各々の発言を見れば、問うのも野暮と分かる気がします。

 まあ、しょせんは長老会ということで、その他のすべてを捨て置いたとして、先ほどの「第23回委員会」議事録を見て、ほとほと「ひどいなぁ・・・」と思ったのは「人間の安全」という観点が1度も出てこずに、1回の会議が終わったことになっている、縦割り官僚制の最末期症状ですね。
《中略》
 普通の怪我なら、遺伝子に書き込まれた指示の通りに修復することで、怪我は癒え、傷口はふさがり、たとえ時間がかかっても回復することが期待できます。

 しかし、その回復のための筋書きが書かれた遺伝子まで傷つけられてしまうと、私たち人間が持っている自己保存の力、自然な治癒力そのものが働かなくなってしまう可能性がある。ここに注意しなければなりません。
《中略》
 これは主として遺伝子へのアタックで起こるもので、元は自分自身の細胞の遺伝子だったものが、放射線によって遺伝情報の内容が傷つけられ、制御不能な細胞を作り出してしまうようになること、つまりガンなどが後になってから発症することが心配されるわけです。
《中略》
 よく目にする単位「シーベルト」の裏には、こうした膨大な数の被爆者の悲惨な経験に基づく莫大な疫学的データが存在しています。そのことを、まず認識してください。

2011年4月19日火曜日

原発解説

小出裕章
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0
小出裕章(こいで ひろあき、1949年8月- )は、日本の工学者(原子力工学)。京都大学原子炉実験所助教。これからは石油・石炭でなく原子力の時代、と考えて原子力工学を志したが、現代の原子力工学における放射線被害に鑑み、途中から原子力発電をやめたほうがいいと思うようになり、以来一貫して"原子力をやめることに役に立つ研究"をおこなっている。

当時の原発推進派はどうとらえたのだろうか

http://www.youtube.com/watch?v=ySgA2krv0O0&feature=related
初めて交わされた「原発」の公開討論 【1988年6月28日】
板倉哲郎さん:理学博士。専門は安全問題・放射線問題。当時は日本原子力発電(株)取締役・技術開発本部副部長、
桜井淳さん:理学博士。「巨大科学」内で研究を行い、原子­炉安全解析の経験がある当時、産業兼技術論を研究中、
田中三彦さん:翻訳家。民間企業で原子炉圧力容器の設計に従事していた経歴を持つ。当時、C+F研究所所属、
広瀬隆さ­ん:著述家。民間企業で金属材料の研究を行った経歴がある。主な著書(当時)「危険な話」「ジキル博士のハイドを探せ」。

2011年4月13日水曜日

「IT復興円卓会議」の模様

http://www.ustream.tv/channel/jpustream-ch
日時 : 2011/04/13 18:30 to 20:30
「IT復興円卓会議」
http://ithukko.com/
会場 : 慶應義塾大学三田キャンパス東館G-SEC6F(東京都港区三田2-15-45)
ハッシュタグ : #hukko
テーマ
1:総括
-何が役立ち何が役立たなかったか(通信・放送ほか)
2:復旧
-当面の対策
3:復興
-総合ビジョン、ITビジョン
4:展望
-マスメディアとソーシャルメディアのこれから

災害のあとでどう動くか

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110407/219356/?rt=nocnt
見極めるとは、その状況から先を読むことだ。先を読むとは、道を選ぶことである。道は、2つしかない。GoかNoかだ。様子を見てあとで判断するというのはない。他の意見を参考にしている暇もない。今しかないのである。トップの瞬発的な見極めが、企業の運命を左右することもある。この見極めが、トップに問われる1つめの能力である。

2011年4月11日月曜日

【配信中】地盤工学会 東北地方太平洋沖地震 災害調査報告会(第一回)

【配信中】地盤工学会 東北地方太平洋沖地震 災害調査報告会(第一回)
東北地方太平洋沖地震 災害調査報告会(第一回)

合計視聴数: 446 東北地方太平洋沖地震 災害調査報告会(第一回)開催のご案内 

主催:公益社団法人 地盤工学会

 平成23年3月11日に三陸沖を震源にM9.0という国内観測史上最大規模の東北地方太平洋沖地震が発生し、広範囲で甚大な被害を受けました。
 この災害により、お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに被災に遭われ不自由な避難生活をされている皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
 さて地盤工学会では、今回の地震・津波災害に対して、地盤工学会全国各支部と東北支部との連携により第一次調査団を構成して、調査にあたっております。災害調査報告会を以下のとおり開催いたします。

■ 日 時:平成23年4月11日(月) 13:00~17:00
■ 場 所:地盤工学会 大会議室
■ 定 員:100名(参加費:無料)

プ ロ グ ラ ム
 1. 13:00~13:05 開会挨拶
   日下部治(地盤工学会会長)
 2. 13:05~13:20 地盤工学会調査方針と概要
   村上 章(地盤工学会副会長・調査団長)
 3. 13:20~16:30 調査報告(司会 菊池喜昭 地盤工学会関東支部幹事長・調査団副団長)
  1) 13:20~13:40 「東北北部における複合地盤災害の状況」
    ハザリカ ヘマンタ(九州大学)
  2) 13:40~14:00 「岩手県沿岸中南部(陸前高田市・大船渡市等)における地震動・津波などによる土構造物の被害や 港湾被害,家屋の被害,斜面崩壊」
    原  忠(高知大学)
  3) 14:00~14:20 「宮城県北部の河川・港湾施設の被害状況」
    飛田哲男(京都大学)
  4) 14:20~14:40 「宮城県北部の鉄道・道路の被害状況」
    吉田信之(神戸大学)
  5) 14:40~15:00 「関東の液状化被害」
    安田 進(東京電機大学)
  6) 15:00~15:20 「宮城県内陸部の被害」
    古関潤一(東京大学)
  7) 15:20~15:40 「宮城県中部の被害」
    規矩大義(関東学院大学)
  8) 15:40~16:00 「宮城県南部・福島県北部の港湾・空港・道路・造成宅地の被害」
    野田利弘・山田正太郎(名古屋大学)
  9) 16:00~16:20 「福島県内陸部の地震被害」
    中村 晋(日本大学)
 10) 16:20~16:40 「北海道太平洋岸域の被災状況」
    川村志麻(室蘭工業大学)
 4. 16:40~16:55 質疑応答
 5. 16:55~17:00 閉会挨拶
   菊池喜昭(地盤工学会調査団副団長)

2011年4月10日日曜日

国家権力の腐敗

ちょっと古い話になるが東京・渋谷で、「緊急シンポジウム『エジプトに続け!不条理な公権力に抵抗する100万人運動』」というのが2011年2月20日に行われている。パネリストとして三井 環氏(元大阪高検公安部長),保坂 展人氏(前社民党衆議院議員),木村 三浩氏(一水会代表)が、検察、法務、さらに国家権力の腐敗について述べている。
http://www.ustream.tv/recorded/12808910

今回の震災においても、同様なことが行われ、震災が利用され、世論操作も行われていることは明らかだと思う。

2011年4月9日土曜日

4月9日満開になった。
3月4日思わぬ雪

原発の耐震設計

 中部大学 武田邦彦氏のブログから
生活と原子力 06 なぜ「東通原発」は非常電源が入ったか?
5年前から私は「原発は地震で壊れる」として、安全委員会部会、講演、書籍などで原発の耐震性を考え直さなければならないと訴えてきた。
自分が「予言」したからということではない。実は予言などという大げさなものではなく、「科学的な合理性を持って原発は地震で倒れる」のであり、実に簡単な原理なのである。
それを「原発は地震で大丈夫」と口で言ってきただけなのだ。
もし、それを日本社会が理解してくれれば、原発は少しは安全になる可能性がある。
原理は簡単だ.
1)   耐震設計自体が低い(柏崎、福島は震度5、今回の地震の結果から見ると、女川は震度5、東通は震度4で設計したと考えられる)
2)   原子炉だけを守るようになっていて「原子力発電所」や「付近住民」を守ろうとはしていない。
これが現実なのに、政府、原子力委員会、原子力安全委員会、保安院、電力会社、県、市町村の首長は、いずれも、
「原発は地震で壊れない。安全だ」
と言い続けてきた。

2011年4月7日木曜日

人類の驕りか?

地球を死の星にしてはならない / ホーキング博士「銀河系の知的文明は100年と持たずに絶滅してる」


まさに、今の人間たちがそれではないのか? 想定外の事態が発生して放射能を漏らしているのであれば、原子力は人間が100パーセント操れる技術で はないという証拠なのだ。つまり原子力はオーバーテクノロジーであり、それでも「安全だ」「管理できる」というのであれば、それは自欺である。
もはや人間中心の考えはやめ、地球を生かすことを念頭において取り組む必要がある。そういう考え方にシフトしないと、この地球で人間が暮らしていくことは難しい。人間の考え方が、いつか地球もろとも死の星にしてしまうだろう。

2011年4月5日火曜日

国内 / 福島第1原発、低レベル汚染水の海への放出開始 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com

国内 / 福島第1原発、低レベル汚染水の海への放出開始 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com
今流出している廃液に比べはるかに低い値ということで、即座に決断したのか?

自然の法則に照らせば、当然出てくることが予測できる自体だ。なにかことが起これば、親は子を切り捨てる。樹木は活水になれば我が身を守るために、実を落とし葉をふるわせる。

これと同じように、原発本体を守るためには致し方ないということだろう。この原理で行けば、東電は会社を守るために、遅くない時期に福島を切り捨てるかもしれない。

同じく、国は国の体裁を守るために東電を切り捨て、国民を切り捨てる選択をするかもしれない。

何事も、代償のない技術はないということか。

2011年4月4日月曜日

桜が咲くまで

今年の桜の開花は、去年が早かったこともあって、かなり遅いような気がする。3月13日に、河川公園のトイレ横にある桜の木。去年から勝手に標本木にしている。
3月28日。かなり咲き始めた。ここのところの陽気で一気に開き始めている。こうなれば早いのだが、今年はまだ寒い日もありそうだ。
4月4日ほぼ満開に近い。機能の日曜日は曇り空で肌寒かったが、それでも花見客がチラホラと見られた。

2011年4月1日金曜日

昨日、今日の暖かさで一気に咲きだした。咲き出したら早いが明日からまた天気が悪くなるようだ。

今日の記事から

 常に、周りを気にしながら、必要以上に気を使いながらが日本人のやり方として定着していたのではなかろうか。

東日本大震災:私たちにできること 脳科学者・茂木健一郎さん

大震災に見まわれた東日本。大きな喪失感の中で今「私たちにできること」とは--。
(中略)

西日本まで縮こまることはありません。復興には多額の資金が必要であり、経済を活性化させないといけません。いつも通りに物を作り、生活し、花見 もする。生きることの多様性を保たなければ。大阪や九州は安全だとアピールし、外国から観光客を呼んで稼ぐことも重要だと思います。
この10~20年、日本は神経症のようにルールを過剰に重視し、例外的なものを認めない社会でした。市川海老蔵さんの事件、京大入試のカンニン グ……ささいな事柄で大騒ぎしていた。電車が時刻通りに来ること、コンビニの棚に商品があふれていること、レジで待たされないことが、重要だったのでしょ うか。
(以下略)

2011年3月31日木曜日

生活のあり方

 2011年3月11日、東方地方太平洋沖地震が起こった。被害は広範囲にわたり、2週間余りたった今でも行方不明者の実態さえつかみきれていない。復興のめどもついてない。おまけに、福島原発で起こった放射能漏れ事故。これも、いつ安定するのかもわからない。

印象に残った記事
  
●「安全」方便にすぎず  愛媛新聞社(2011年3月30日の記事から)
 これは原発事故を「リスク」としてとらえ、その発生確率と影響を定量化して管理するというもの。要するに、確率を使って客観性を装う安全管理手法なのだが、たとえ1万分の1の確率であろうと、実際に起きてしまえば確率にはなんの意味もない。彼らは、「安全評価」という名のもとに、自らの役割も定量化して責任の低減をはかろうとしているのではなかろうか。
(中略)
さらに今回の事故であらためて露呈したのは、原発の安全は電気でしか確保できないということである。発電機の安全を電気で確保するというのは根本的に矛盾しており、欠陥システムとしか言いようがないのだ。 (ノンフィクション作家 高橋秀美氏)

第130回 システムの「想定」にまつわる想像力とは

 どこまでを「想定」するかということになると、工学的には、既存の蓄積されたデータを集め、それを統計処理して、運用期間内で99.9何%はこの範囲と いった計算をし、さらに安全率などを見込んで倍率をかけ、よってここまで想定すればOKといた考え方をするのが普通だろう。工学的な考え方としては間違っ ていないように見える。しかし、自然現象に対しては実は問題があったということになるだろう。蓄積されたデータといっても、しょせんは「科学」が定着した せいぜい百数十年程度の期間しか統計処理に適するようなデータはないはずで、われわれが持っている自然現象のデータなどは極めて限定的なものであるから だ。そしてまた、その想定の是非というものは、せいぜい各個人の高々数十年の人生経験の範囲であったり、高々数千年ばかりさかのぼることができる程度の歴 史記録の範囲で検証されるに過ぎないように思われる。よって今回のような前例のない規模の自然現象は想定できない、ということになるのだろう。

反原発と推進派、二項対立が生んだ巨大リスク 


原発を含めて日本の原子力技術受容の歴史について振り返って書いた『「核」論』では原子力反対派と推進派が互いに不信感をもって向き合い、最良な妥協点を見出せなくなっている事情を書いた。福島第一原発はまさにこうした構図の中に置かれてきていた。

2011年3月13日日曜日

大地震から2日

当たり前に供給されると思っていたサービスが受けれなくなる。こうも簡単にライフラインが崩れるのか。
今度の地震は改めてライフラインのもろさを感じさせた。過去に経験したことのない揺れと津波による被害。

遠く離れたここ愛媛においても、人事ではない。福島の原発の事故など、伊方原発を持つ愛媛にも同じようなことがいつ起こらないとも限らない。

常日頃の防災意識を持って準備をしておけと言っても、想定を遥かに超えたような規模で災害が押し寄せてきたとき、人間は自然の猛威の前に無力であると実感させられる。

ネット上ではいろいろ情報が飛び交う。リアル性においてはこれに勝るものはない。しかしその質においては、疑問符がつくような情報も平気で飛び交う。便利だが危うさも同時に兼ね備えた社会構造になっている。

2011年3月11日金曜日

時事ドットコム:東北地方太平洋沖地震 写真特集

時事ドットコム:東北地方太平洋沖地震 写真特集
遠く離れているから揺れは感じなかったので知らなかったのだが,ニュースを見るとすごいことになってるみたいだ。

2011年3月4日金曜日

逆戻り

3月まだ春と呼ぶには早いが、梅の花も咲いて暖かくなりだしたと思っていたら寒波が戻ってきた。

寒さのせいでもないが、Ubuntu10.04のデスクトップ表示がおかしくなってどうやっても元に戻らなくなったので、いっそのことUbuntu10.10でインストールし直した。

どうおかしくなってしまったかというと、外観の設定で視覚効果の選択ができなくなってしまったのだ。
通常効果にしても、ログアウトして際ログインするとまた効果なしの設定に戻っている。
何かを削除した時に関連するドライバーも削除されたらしい。

こういうことは今までにも何回かあったから、こまめに必要ファイルはバックアップしているので再設定自体はさほど苦にはならない。ただ以前は、ナローバンドであったからアプリケーションの再インストールは何日もかかる大仕事であった。

ところが、最近本の2週間前でアルが我が家にも高速回線がやってきた。 何と早いことか。OSのダウンロードなど1日以上かかっていたものが、1時間ほどで可能になるだろう。

今日1日でほぼ必要な設定は終わった。また色々せつきながら同じようなことが起きるかもしれない。

バックアップは、手動でも自動でもこまめにとっておくに限る。

もうそろそろ最後の寒波ぐらいになるのだろうか。やっぱり暖かいのがいい。

2011年2月26日土曜日

陽気

このところの陽気で山里の梅も一気に開き始めた。

2011年2月25日金曜日

ブロードバンド化

とうとう我が家にもブロードバンドがやってきた。CATV移行に伴ってのものだ。

先週の土曜日工事が完了し、利用している。今まで、フレッツISDNだった回線が光の100Mだから速さは違う。重たいバージョンアップもスイスイとこなす。ありがたやありがたやといったところだ。

利用しているプロバイダーは、電力系のピカラネット

しかしながら、当然といえば当然のことで接続料は当たり前にかかるのだ。今のところまだ無職の身にとっては月々引き落とされるものはかなりの痛みを伴う。

早く定職を見つけないことには!

2011年1月31日月曜日

積雪30センチ

久しぶりに積もった。積雪30cmといったところか?
低温でずっときているが、明日からは気温は上昇傾向とか?やっぱり暖かいのがいい。
でも、昨年の猛暑の影響か、温暖化のせいか地温は高止まりの傾向にあるんじゃなかろうかと思う。

2011年1月28日金曜日

梅のつぼみ

午後歩いていたら目に止まった。今年も、寒い寒いと言いながらも、もう梅が咲く頃になってきた。
季節は確実に動いているんだね。