2011年5月25日水曜日

5月23日参議院行政監視委員会のこと

2011年5月23日、参議院の行政監視委員会で、小出裕章氏はじめ、後藤政志、石橋克彦、孫正義が参考人としてそれぞれ意見を述べた。

各委員会の様子は、インターネット上でも見れるように参議院でも衆議院でもライブ中継されている。
参議院のインターネット中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
衆議院のインターネット中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

参考人の意見陳述の様子は、http://www.youtube.com/http://www.ustream.tv/などでも見れるので割愛する。

それぞれ素晴らしい意見を陳述されているのだが、この委員会での様子なり議事録等が他の議員に果たして伝わることはあるのだろうか?非常に疑問を持つ。

特に、行政監視委員会などというものの存在自体、われわれ一般の人は知らなかった人が多いだろう。そんなに人気のあるような委員会でもなさそうだ。だとしたら、普通は(国会内のことはよく知らないが)議事録としての文書事態は残るにしても、委員会内部の委員のみが知るだけで終わるのではないか?各委員も、それほど力を入れてないかもしれないし、有力な見識の高い委員がおれば別だが、国会内でこのような意見が広く知れ渡ることはないのではなかろうかということを思ってしまう。

広まる広まらないは別として、インターネット上では非常に関心が高かったようで、回線が度々パンクしてつながりにくくなった。もともと、そんなにアクセスがあるなどと想定せずに開設しているものと思われる。これは正しく想定外でしたと言い訳するのだろうか?

インターネットのユーザー数は飛躍的に伸びている。従来の報道に満足せず、自ら情報を積極的に取りに行こうとしている者は多い。今回の、福島原発の事故の対応でも、政府や東電の発表のお粗末さ、隠蔽体質が明らかになりつつある。このような態度で、国民に対峙しているとしたら、許されないことだ。

今までの政府をはじめ国会議員、官僚や地方議員も含めて、産業界を重視し、一般国民をないがしろにしてきた。少なくともそう受け取れるような行動なり、発言が多く見られた。選挙で当選することが大事であるから、得票田に顔が向くのは仕方のないことかもしれないが、そんな議員の姿を見れば選挙に行きたいという気持ちは起こらない。

広く、ユーザーに開かれた国会にしてほしいと切に願う。

0 件のコメント: