2011年4月22日金曜日

所詮お役所仕事

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5917
原発の安全性は、週1回48分の会議で決まった
何も発言せずに年間1600万円報酬のやれやれ・・・
2011.04.22(Fri)  伊東 乾
《中略》
人間の安全を議論しない委員会

 と同時にそういうものかという気もしたのは、大学の教授会の類と同じなんですね。事務方と委員長など首脳が内容は綿密に詰めておく。大半の人は当日座ってるだけで、多数決に1票を投じればそれで結構という図式。

 「原子力安全委員会が独自の調査団を現地に送っていないことが判明」というような報道を目にした気がするのですが、これが独自の云々という空気かどうか、議事録と各々の発言を見れば、問うのも野暮と分かる気がします。

 まあ、しょせんは長老会ということで、その他のすべてを捨て置いたとして、先ほどの「第23回委員会」議事録を見て、ほとほと「ひどいなぁ・・・」と思ったのは「人間の安全」という観点が1度も出てこずに、1回の会議が終わったことになっている、縦割り官僚制の最末期症状ですね。
《中略》
 普通の怪我なら、遺伝子に書き込まれた指示の通りに修復することで、怪我は癒え、傷口はふさがり、たとえ時間がかかっても回復することが期待できます。

 しかし、その回復のための筋書きが書かれた遺伝子まで傷つけられてしまうと、私たち人間が持っている自己保存の力、自然な治癒力そのものが働かなくなってしまう可能性がある。ここに注意しなければなりません。
《中略》
 これは主として遺伝子へのアタックで起こるもので、元は自分自身の細胞の遺伝子だったものが、放射線によって遺伝情報の内容が傷つけられ、制御不能な細胞を作り出してしまうようになること、つまりガンなどが後になってから発症することが心配されるわけです。
《中略》
 よく目にする単位「シーベルト」の裏には、こうした膨大な数の被爆者の悲惨な経験に基づく莫大な疫学的データが存在しています。そのことを、まず認識してください。

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