2009年6月6日土曜日

国策難民

地デジ移行が間近に迫っている。
私の地域では、視聴できる見込みはない。今のアナログ受信からデジタル受信になったときのメリットとデメリットについて、デジタル難民になるであろう立場から考えてみたい。

メリットは、綺麗な映像が見れる。双方向通信などのサービスを享受できる、位しか思いつかない。

デメリットは多い。今現在、タダ同然で視聴できているテレビ番組。それを捨て、タダ同然で移行で切るのならまだしも、少なからず出費を覚悟しなければならない。その上山間部で共聴施設で受信している。

《予想される出費》
 1.テレビを買い換えるか、
 2.チューナーをつけるか、
 
 3.共聴施設を改修して使うか、
 4.市が推進しているCATVに入るか、
 5.アンテナをつけるか(弱電界用の強力なやつ)、
 6.パラボラアンテナをつけて、衛星放送のみの受信とするか、

1のテレビを買い換えるとなると、いくら安くとも5万円から十数万円は必要になる。
2のデジタルチューナーでは、安いので6千代から数万円まで色々。

現在市ではCATVを強力に推進している。 
 難視聴地域でも安定した受信が可能
 視聴可能なチャンネル数が増える(オプションでさらに増える)
 高速なインターネット回線を利用できる(当地区は未だナローバンド)
 IP電話が使える

しかしかなりの出費を覚悟しなければならない。
テレビを見るだけでも、初期工事を除いて月々1、575円、
インターネットなどの高速回線を使えば月々4、725円、
IP電話を使えば月々945円、

これだけでも月々7、245円、テレビを見るだけでも年間18、900円の出費だ。
月々の安定した収入の無い者にとってはかなりの痛手だ。
インターネット回線の高速化にしても、今のナローバンドでさほど困っている訳じゃない。
確かに高速化は望んできた。イライラするぐらいの転送速度、時間もかなりかかる。
しかしそれでも我慢しようと思えばできなくもない。ナローバンドを楽しむぐらいの気持ちでいれば何とかなる。

アンテナをつけるにしても、デジタルが受信できるかは分からない。
後はどうしてもダメな時の、パラボラアンテナかテレビの視聴を止めるかだ。
いずれにしろ出費がかさむ。生きていくのがだんだん困難な時代へと向かっているようだ。

最後に、政府の言うことは信用しないこと。情報網を施設しても結局取り残されるところは取り残されるのだ。

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